在宅介護での介護食の作り方をマスターしよう

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現在の厚生労働省の方針では、介護の必要な高齢者のお世話は、「在宅介護」を推奨しています。

「在宅介護」とは、老人ホームなどで寝起きさせる「施設介護」の対義語。

自宅(介護者の自宅、または被介護者本人の自宅)で暮らし、デイサービスやプロの介護士の訪問サービスを受けながら、被介護者の家族がお世話する形態を指します。

推奨されなくとも、超高齢社会の今、老人ホームの数が足りず、各人の事情に関わらず在宅介護せざるを得ない、というのが実情です。

リハビリ、入浴、健康診断などは、訪問サービスを利用できますが、三度三度の食事はご家族が用意することになります。

普通の食事とは違う「介護食」のこと、予習しておきませんか?

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まずはお医師様に確認

被介護者の健康状態によって、必要な介護食の種類は千差万別。

喉や唇周りの衰えによる「嚥下機能」の様子、高血圧や腎臓病による「食事制限」の二点を、お医者様に診断して貰いましょう。

医療機関によっては、専属の管理栄養士からアドバイスを頂けることもあります。

嚥下機能は、少しずつ低下していってしまうので、そのつど対応していきます。

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嚥下機能別の介護食

大きく分けて、噛まなくて良い「刻み食」、舌や喉の衰えをカバーする「ペースト食」、固形物のない「液状食」の三種類があります。

刻み食

食材をみじん切り状態にした食事。お粥やお豆腐など、舌で潰せるものはそのままで大丈夫。

口の中で唾液と合わせて、飲み込むだけの状態です。歯が無くなってしまったり、顎の筋肉が衰えたりした方用。

おかずごとに、仕上げに刻むだけなので、献立自体は他の家族と同じものを食べられます。

高齢者は唾液が少ないため、水気を多めにしてあげると更にGood。お茶やお水を添えてあげるだけでも十分助かります。

食材をみじんにする道具は、ミキサーよりフードカッターがおすすめです。

ペースト食

全ての食事を、とろみがあるペースト状にした食事。

喉や舌が衰えて、安全に「飲み込む」こと自体が難しい方用。

小さなお匙で、少しずつ口に運ぶので、ペーストにしにくい食材は向きません。スジのある肉や、繊維質な野菜は、使わないか、取り除けてあげましょう。

作り方は、おかずの中から、扱いにくい食材を取り除けて、ミキサー等でペースト状にした後、市販のとろみ剤を混ぜます。

また、シャバシャバな液体もかえって飲み込みにくいので、飲み物やお味噌汁にもとろみ剤を使います。

液状食

重湯など、固形物の無い、完全に液状の食事。手術後など特に身体が弱っているときの食事。

液状食は栄養バランスを取るのが難しいため、「液状食しか食べられない状態」が長引くと、栄養失調になってしまいます。

「胃ろう」という選択肢もあるので、お医者様とご本人と、よく相談しましょう。

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とろみ剤とは

とろみ剤は、おかずに混ぜるだけで、適度なとろみをつけられる、介護食の便利グッズです。

片栗粉やゼラチンと違い、再加熱の必要が無く、おひたしなど冷たい食事にも使えます。

様々な食品メーカーから販売されており、ドラッグストアーや通販で手に入ります。通販なら、業務用の大容量パックも販売されています。

商品ごとに、「とろみ剤で色がついてしまう/透明」「溶けにくい/溶けやすい」などなどの特徴があります。

それぞれの商品に「飲み込みやすいとろみ具合に仕上げる適正量」などが記されているので、パッケージをよく読んで、レシピに忠実に使いましょう。

ペースト食は、全てのおかずが「べたっとしてどろっとしたもの」になってしまうため、おかず本来の色・香り・食感が失われてしまいます。

このため食欲不振になりやすく、認知症・貧血などなど、様々な病気を引き起こします。

とろみ剤だけで作るのではなく、ゼラチンなどで固めて、かわいい形に型抜きしたり、食材の元の形に似せると喜ばれますよ。

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おまけ:ベビーフードとの違い

同じ「ペースト状の食事」なら、ベビーフードで代用できないの? という疑問を感じたので、調べてみました。

介護食とベビーフードの違い

・赤ちゃんは食べられる食材が限られるが、高齢者は、持病による制限が無い限り、何でも食べられる。(お刺身、ハチミツなど)

・ベビーフードは、刺激の少ない味付けだが、介護食は多彩な味付けが推奨される。

・赤ちゃんと高齢者では、適正な栄養バランスが違う。

介護食とベビーフードの共通点

・飲み込みやすいとろみ

・塩分控えめ

ということで、私的な見解ですが、「ベビーフードは、ペースト食のおかずの一品として代用するのもアリ」だと結論付けます。

まずは味見してみて、大人が食べても美味しいように、アレンジを加えるといいですね。

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まとめ

・まずは、どんな介護食が身体に合うか、医師に相談する。

・口や喉の状態により、「きざみ食」か「ペースト食」にする。

・きざみ食は、他の家族と同じ献立で良い。フードカッター等でみじん切りする。

・ペースト食は、軟らかい食材をミキサーにかけ、市販のとろみ剤で適度なとろみをつける。

・ベビーフードと介護用ペースト食は、違うもの。

最後に、栄養が不足しがちな流動食を
スムージーで作ることで栄養たっぷりにする方法を解説しているサイトを見つけました。

一度見てみることをおススメします。

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